支援活動だより187_webbook
27/40
知的財産支援活動だより2017年12月号(No.187) 27 (3)知財ミニセミナーについて 約15分の知財ミニセミナーを、各日4回(11時台、13時台、14時台、15時台)で、二日間で合計8回開催した。聴講者数は各回3-5名程度であった(次ページの写真参照)。減免などお金の話に関心が高い、という印象を受けた。セミナーの後に、知財キャラバンアンケートを配布したり、不明な点を聞き取ったりした。 知財ミニセミナーを行うと、まとまった数の来場者がブース内で着席するから、ブース前を通行する他の来場者の興味をひきやすく、チラシを受け取ってもらいやすく、無料相談に応じてくれやすい雰囲気が作れるようであった。 来場者は、一方通行の会場をとひとまず一周したいようであり、ミニセミナーの開始時間を待っていられないようだった。その待ち時間を利用し、無料相談を勧めた。結局、開始時間前にブース前に通りがかった人を呼び込むことになり、聴講者を効率的に集めにくかった。(4)無料相談会について 昨年同様、相談コーナーをブースの右隅に1セット設けた。ブース前の立ち話の際に、なるべく椅子をお出しして、ブース内で、座ってお話しを伺った。歩き疲れておられるのか、たいていの場合、こちらのお出しした椅子に座っていただけた。このため、ブース内が賑やかになり、チラシ配布や無料相談の申し込みに有効に作用したと考えられる。無料相談の件数は、二日間で31件であった。 弁理士知財キャラバンの申請が1件あった。知財ミニセミナーおよび無料相談会での弁理士知財キャラバンに関するアンケートを集計した結果、4社から利用したいので連絡して欲しい旨、さらに別の4社からキャラバンの説明を聞きたいので連絡して欲しい旨の回答があった。(5)ヒット商品の実物、タペストリーの展示について ヒット商品の実物は、ブースの奥に展示されており、来場者が触りにくい配置であった。自由に触ってもらうためのブース展示の工夫が必要だと感じた。 「ヒット商品を支えた知的財産権」のタペストリーの説明は、ほとんどされていないが、ブースの見栄えを良くしていると感じた。(6)その他 開催日の1日目に第3事業部から委員の派遣があった。その委員が、ブース展示者および来場者へ企業力向上セミナー(三会協動事業)のチラシを配布した。 また開催期間中、国際情報委員会から委員の派遣があった。国際情報委員会の委員が、ブースにて国際情報委員会作成の中小企業・ベンチャー企業のための海外知財支援ガイドの冊子を来場者に配布した。初日だけで200冊ほど配布したようであった。近畿支部知財普及・支援委員会 西村伸也知財ミニセミナーの様子無料相談会の様子
元のページ