支援活動だより188_webbook
30/80
30 知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188)1.日 時:平成29年10月25日(水) 8:45〜12:252.場 所:交野市立星田小学校 3.名 称:「知的財産特別授業」4.内 容:発明工作授業(回転台)5.対 象:4年生2クラス64名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講 師:五郎丸正巳、植本隆在、山本雅之8.コメント: 大阪府交野市の星田小学校を訪問し、知財授業を行いました。 JR星田駅から割と近くにあり、朝早く集合した事も含め上手く準備が行えたと思います。 星田小学校は初めての知財授業との事で、星田小学校の先生も「弁理士」の詳細までは知らず、今回訪問した講師3名とも理系だと知ると驚いておられました。今回は、4年生の2クラスを対象に別々に授業を行いました。4年生が対象と言う事もあり、授業時間として、クラス毎に45分授業を2コマずつとっていただきました。つまり、私たちは、1~4限目の計4コマ担当する事となり、体力的な心配も若干感じておりました。 授業に入り、児童に「弁理士」の紹介をしました。勢いよく挙手した児童もいましたが、「弁護士」と間違えて挙手してしまったようです。とは言え、発明について「エジソン」と聞くと、「知ってる!」と言う元気良い挙手が多数起こりました。そして、それぞれに発明をして貰うと言う流れで、回転台の発明工作授業を行いました。今回、各クラス2コマと言う時間配分でしたので、1コマ目終了後にヒントを提示し、創作を促すと言う進行を採りました。 1コマ目に試行錯誤するのに4年生にノーヒントは厳しいかなと思いましたが、反って固定観念に縛られない斬新な発想を引き出せたような気がします。さらに、完成まで出来ずとも、児童たち各々が満足の行く着想を得たと言う様子も感じられ、2コマ授業は良かったと思います。 「発明楽しい!」との声も聞こえつつ、「発明は楽しいけど工作は嫌や!」との発言もあり、興味深く感じました。そして、「これって正解は無いんちゃうん?」や、「見本を、そのままマネしたらアカンの?」と言う質問には、発明工作授業の核心を突いてくるなぁと衝撃を受けました。 2クラス合計4コマと言う授業時間で4年生の元気に圧倒されながら授業を終えると、行きの曇り空が晴れ上がっており、心地よい充実感と共に星田小学校を後にしました。近畿支部知財授業担当 山本雅之「知的財産特別授業」交野市立星田小学校発想力豊かな児童達と工作を行う講師
元のページ