支援活動だより188_webbook
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知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188) 37 1.日  時:平成29年11月8日(水) 8:40〜9:302.場  所:兵庫県立太子高等学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:特許紛争事件の攻防5.対  象:3年生1クラス23名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:五郎丸正巳、石井里依子8.コメント: 太子高等学校は、兵庫県揖保郡太子町にあり、最寄りはJR網干駅です。太子町は、その名の通り、聖徳太子にゆかりのある斑鳩寺があり、町のマスコットキャラクターも聖徳太子に因んだ「たいし君」と「あすか姫」です。 太子高等学校では、3年生は大学のような選択授業制を取り入れており、今回の知財授業に出席したのは経済を選択している生徒でした。 授業では、三島企画代表の三島麗子が、自ら発明した「おにぎりパック」の特許権を取得し、活用していくという朗読劇を行いました。キャピキャピした麗子が、弁理士とともに、特許権を侵害する強面の切田権造に対して果敢に攻防を展開します。生徒は、知的財産権について既に授業で勉強されているだけあって、普通の高校生であれば馴染みのない劇中の専門用語についても理解されているようでした。先生からは、普段の授業では知的財産権について勉強しているものの、それが社会や経済でどのような役割を果たしているかまでは想像が難しかったが、今回の知財授業では既得の知識を具体的な事例に当てはめることで知的財産権について理解を深めることができ、これをマーケティングの授業にも展開できそうだという旨の有り難いコメントをいただきました。 授業の締めは質問タイムとなりました。「特許をとるためにかかる費用は?」さすが、経済を選択されているだけあって、理系畑で育ってきた私たちとは観点が違います。「出願から20年経って特許権が切れたあと、同じ発明で特許権をとれるか?」特許法の目的が『産業の発達に寄与する』ことであることをお伝えできる良い質問をいただきました。 普段の勤務開始時間よりも早い1時間目の授業ということもあって、気合が入りすぎて前夜あまり眠れず…台詞を度々噛んでしまいましたが、最後まで集中して授業を受けてくださった生徒の皆様、担当の先生、ありがとうございました。近畿支部知財授業担当 石井里依子「知的財産特別授業」兵庫県立太子高等学校興味津々の生徒達に授業を行う講師

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