支援活動だより188_webbook
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知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188) 65 1.日 時:平成30年1月26日(金) 18:30~20:002.場 所:ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)3.主 催:日本弁理士会近畿支部、ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)4.テーマ:イロトリドリな自社ブランドの育て方5.講 師:宮﨑浩充6.参加者:8名7.内 容: 最初に、色彩のみからなる商標や色彩を含む商標の実例を挙げ、色彩には、文字や図形に比べて視認性や識別性が高く、更に看者に心理的効果を与えられるという特徴があることや、コーポレートカラーも商標法や不正競争防止法により保護され得ることについて説明があった。その後、コーポレートカラーの選び方、使用方法、管理方法について具体的な説明があった。 コーポレートカラーの選び方では、色彩の有する心理的効果と自社商品等のイメージとの一致関係を確認することや、他人の登録商標・商品等表示の有無を確認すること等について説明があった。 コーポレートカラーの使用方法では、色彩を統一することや色彩を付す位置等に一定のルールを設けること等について説明があった。 コーポレートカラーの管理方法では、不正競争防止法の適用の際のハードルとなる周知性を獲得すべく使用実績の記録を証拠として残していくことや、周知性を獲得する前はコーポレートカラーを含む図形商標等の商標権を取得してコーポレートカラーのアピールや他者の牽制を図れること、周知性を獲得した後はコーポレートカラーが自社の商品等表示であることをアピールしていくこと等について説明があった。 また、講義の終わりには、知財普及・支援委員会兼INPIT対応特別委員会の大森勇委員より、INPIT-KANSAI(INPIT近畿統括本部)の事業と日本弁理士会が行っている弁理士知財キャラバンの概要について説明があった。近畿支部知財普及・支援委員会 宮地正浩平成29年度知的財産権に関するセミナーin MOBIO-Cafe(第5回)セミナー風景写真
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