支援活動だより193_CTP
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知的財産支援活動だより2018年8月号(No.193) 19 1.日 時:平成30年7月17日(火)9:55-11:252.場 所:福岡県立小倉工業高等学校校舎3.内 容:特許を中心とした知的財産の教育4.対 象:機械系、電気系、化学系の1年生(参加者約170名)5.コメント: 福岡県立小倉工業高等学校では知的財産についての教育を行っており、1年生全員に対し夏休みに、発明を行い文章化する課題「校内アイデアコンテスト」が課せられます。今回の依頼は、夏休み前に特許を中心に知的財産について、知的財産権には何が存在するか、各権利の対象は何か、各権利を習得することでどのような効果があるか等について1年生の生徒に講演を行い、校内アイデアコンテスト前に知的財産の基本的な知識を習得させたいというものでした。従いまして、特許を中心に実用新案、意匠、商標、著作権等について具体例を出しながらパワーポイントを用いて説明を行いました。メインテーマの特許については、特許権による産業発展、特許権の対象、権利取得によって独占排他的に発明を実施できること、将来的に新製品を開発したときに注意する点、特許権取得のための要件等を説明しました。工業高等学校ということもあり、実際に特許出願された工具(プライヤー)の発明について出願書類を参照しながら説明し、イメージがわき易いように工夫しました。また、説明途中で質問を何度か行って、生徒自身に考える機会を設けるようにしました。弁理士の仕事についても紹介しました。 今回の公演によって、知的財産の基本的な知識とその意義について理解してもらえたかと期待しています。九州支部 清井洋平「知財講演」福岡県立小倉工業高等学校
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